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2005/07/26

ダサいギターゴッド(7/11エセRockerの独白htmlより)

 去年くらいからかな?日曜日の午後、サンデーソングブックの前の時間帯に同じ放送局で、チャーが30分の番組をやっている。サンソン(達郎さんは自分の番組をこう呼んでいた。)よりももっとロック寄りなオールディーズというか、60~70年代の曲がたくさんかかるので、最近は続けて聴いている。サンソンのHistory of Japanese Rockを彷彿させる「日本のロック創世記」というかなり長くやってた特集がよかった。今やってるのは"三大ギタリスト特集"。

 わかんない人いるかなやっぱり。そういう人は、ここはとばして読んでください(笑)。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ。この3人が、三大ギタリスト。細かい説明は置いといて。。。それから「何言っとるんだ!三大ギタリストと言ったらアル・ディメオラ、パコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリンじゃろ~が!」というオッサンは、えーと、取りあえず黙ってて下さい。はい次。

 クラプトンはしょっちゅう日本に来てるからこのコーナーでもよく話題にするけど、ほかの二人は、あんまり来ないんだねぇ。ジミー・ペイジは、ライブ以外の用事で来てるのかなぁ。でも俺レッド・ツェッペリンてそんなに大好きな訳じゃないので、そこそこなんだよねぇ。おぉ、聞こえる聞こえる。「お前はロックとして邪道だー。」ええ、いいんです。パチもんのエセロッカーですから。いいんですツェッペリン知らなくても。コホン。生のジミー・ペイジ見たの"カヴァーデイル・ペイジ"だけだしなー。何年前だろ。しかもバイトくんで。

 どうでもいい話が長くなったな。今回の話題はジェフ・ベック。三大ギタリストの中で一番地味で、70年代には「三大ギタリストはクラプトン、ペイジと、リッチー・ブラックモアに変えた方がいいんじゃないのぉ?」という声もあったらしい。ヤードバーズを脱退した60年代「時代はヘヴィ・ロックだ!」と言っていち早くロッド・スチュアートと第一期ジェフ・ベック・グループを組んで、全米ツアーに出たはいいが、ほんとならイチばんオイシイ思いができるはずだった、ウッドストックの直前で、ロッドと喧嘩してバンド解散。やりたかったことは全てツェッペリンにやられてしまい、向こうは大もうけ。「クヤしいからスリーピースでクリームやジミヘンみたいに目立ってやれ!」と思って、目をつけていたアメリカ人のリズム体とバンドを組むことになった矢先、自分の交通事故でバンド結成は延期、やっと怪我が治って組んだBB&Aでも、そんなに目立つことは出来ずバンドはすぐ解散。実にかっこわるい。

 かっこわるいと言えば、その昔オイラが愛読していたヤングギターの記事。ちょうど"Flash"が出た頃で、ジェフ・ベック・グループ以来犬猿の仲と言われていたロッドと再び共演するというのが大きな話題になっていた。カーティス・メイフィールドの"People Get Ready"をカヴァーし、プロモーション・ビデオまで作ったジェフ・ベック。そのビデオの1シーン、ワラを積んだ貨物列車の中でテレキャス弾いているビンボーくさいベック、まさにその貧乏くささこそジェフ・ベックなんだと絶賛してんだかけなしてんだかわかんない書き方をするヤングギター。

 そのイメージ、20年たった今でも変わらない。のは、それはそれですごいことか。。。ギタリストは、大抵ギター弾いてるところがかっこよく見えるものだけど、ベックだけはちがう。どこからどう見ても、ダサい。こんなにかっこわるくギター弾く人がいるものかと思うほど、ダサい。構えたストラトが、内側に斜め30°くらい傾いている。ここからして既にダサい。音に表情をつけるためにアームを使う、その右手が、ダサい。ライトハンド奏法はやっぱりエレキギターの華で、ヴァン・ヘイレンやスティーヴ・ヴァイ先生なんかがやると、これはもう後光が差してしまうほど煌びやかで派手なのに、なぜかベックのライトハンドは「ピロピロピロ~」と、ちょこまかしている感じでモノスゴくダサい。

 そんなジェフ・ベックに親近感を感じて、なんとなーく「三大ギタリストの中で誰かひとりといったら、やっぱベックかなー。」と、高校の、そう、あの"Flash"のころからそう思っていた。

 とはいうものの、そんなベックの代表曲のはずなのに、ぜんぜん好きになれなかったのが『悲しみの恋人達』。大学生の頃までは、眠くなるギターインストナンバーワンだった。ベックファンの友達に(しかもそいつはベーシストだ。)「ほら、ここの盛り上がるとこ、ここグッと来ないのぉ?」といわれても、眠いものは眠い。所詮メタル少年。いや、その頃から既に、エセロッカーである。そんなオイラが、ギタースクールで否応なくこの『悲しみ...』をコピーさせられることになった。「んなもんカンタンだろー?」ヤング・ギターのタブ譜片手に「ふぃ~お~んん」とヴァイオリン奏法。いやこれがなかなかどうしてどうして。それどころか、チョロいと思っていたフレーズのひとつひとつが、ぜんぜん「それ」っぽくできない。"Blow by Blow"のテープを何度も何度も巻き戻し、そうこうするうちにだんだんイライラがたまってくる。そして、、やがてイライラは頂点へ。「くぉのぉ~~~!!!バキッ・ドカッ・ゴゴッ・グゥワシャーン!!!」高校の頃、朝機嫌が悪くて目覚まし時計を壊したことは何度かあるが、ラジカセをブチ壊したのは後にも先にもこれっきりだ。いまを去ること10年前、ギタースクール一年坊主のときである。

 結局スクールにいる間中にはクリアできず、そのあと数年かかってやっと「ひょっとしたらこんなもんなんじゃあるまいか?」くらいまでできるようになった1999年、ヤツはひさびさに、しかも突然、来日した。舞浜NKホール、出かけてきた。その時既に『悲しみ...』を録音したときのヤツよりは年上になっていたオイラ、「どれどれ、まぁ俺も負けるようなことはねぇだろ。お手並み拝見と行こうか。」と、死語を駆使してチョーシコイて高見の見物をしていた。高見だったのは後ろの席だったからだけど。お、きたきた「ふぃ~お~んん」。お、おーーー、おーーー。なるほど。む。むむ。むむむ。ゲ?!マジ(・_・スゲー、おえぇぇ○×△。。。。ワカゾーの予測を遙かに越えた『悲しみの恋人達』。なんか、ボッコボコにぶん殴られたような気分だった。ボッコボコ、キモちE~~~。

 味を占めて翌年もやってきたオッサン。その時はジョージ・マーティントリビュートアルバムで彼が弾いた"A Day in the Life"にヤラれた。ギターをあんな風に生き物みたいに操れるのは、やっぱり彼ひとりなのかも。うーん、俺はあんな風にはしねぇぞ。できない、というのも、もちろんあるんだけど。

 そして今回、もう5年も経つのか。。。金ないし、行こうかどうしようかひじょうに迷ったが、ドラマーの名前を見て、是が非でも行きたくなった。オレもシグネイチャーモデルのスティックを持っている"ヴィンセント・カリウタ"通称"ヴィニー・カリウタ"。大学生の頃、スティング・ファンのトップ40オタクくんがしきりに名前を挙げては、如何に彼がすごいか、ていうか、その彼を知っている自分が如何にすごいか、自慢していた通好み(笑)のドラマー。スティングのバックでプレイして有名になったみたいだけど、当時のオイラにとっては何といってもスティーヴ・ヴァイ先生と同じフランク・ザッパ・バンドの同窓生。超絶プレイのヘンタイドラマーというイメージだった(※べつにパンツ被って演奏するとかそういうことではない。)。

 そんなこんなでウキウキしながら行った今回のJB日本公演。期待のヴィニー・カリウタは、うん、まぁまぁだった。ていうか、あんまり、どうなんだろう?ベースと、ちゃんと合ってる?うーん。。。

 でもベックさんは今までで一番リラックスして、呑気にギター弾いてたような感じがする。余計なフレーズがやたら多かったもん。あと、何となく嬉しそうだった。気のせいかなぁ。テキトーにやって楽しんでる感じがした。だからって、"Led Boots"出だしはキメだぞージジィ。いきなりテーマ弾き始めるやつがあるか。クニ帰れターヘー。

 そんなベックももう61歳。自分が還暦過ぎたとき、あんなにウキウキ楽しそうに、ギター弾いていられたら、すてきだろうなとは、ちょっと思う。彼も辛いことも多かろうと思うけど。

 そういえばチャーがラジオで、やっぱり「ドラムが、、、」て言ってたなぁ。ビミョウにね。テレビで、ウタダの後ろで叩いてたときはいい感じだなぁと思ったんだけど。

 オッサン、まだ日本にいるみたい。もう一稼ぎして帰るのかな?まぁせいぜい儲けて帰ってくれ。ミミだけは大事にしてくれよな。もう若くないんだし。


※このコーナーで「ベック」といったらそれは"BECK"のことではなく、ジェフ・ベックさんのことです。"JB"というのも、ジェームス・ブラウンじゃなくてジェフ・ベックです。昔AVANTIのジェイクさんと、麻布十番祭りで話したとき、「ギタリストでは誰が好きなんだい?」と聞かれて「ジェフ・ベックです!」と答えたら「それじゃあこれを聴いたらいい。」と教えてくれたのがEsther Phillips の"What A Diff'rence A Day Makes"。ジェイクさん、その曲でギター弾いてるのは"ジョー・ベック"ですからー!ざんね~ん(;_;。そんな地味ーなベックが好きです。
エセRockerの独白(html版)7月11日掲載分より転載


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